医療法人社団 明正会 熊本東耳鼻咽喉科クリニック

耳鼻咽喉科・アレルギー科の診療・レーザー治療・めまい治療など

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耳・鼻・喉・口の病気

ear

  • 耳垢が気になる⇒耳垢

    【耳垢】

    耳垢は、乾燥した(乾性耳垢)と湿って柔らかい(湿性耳垢)があります。
    日本人の多くは乾性耳垢ですので、自然に外側に移動して出ていきますので、耳掃除の必要はありません。
    しかし、湿性耳垢の方や、耳垢ができやすい方がいますので、定期的な耳掃除が必要となります。
    耳掃除は、1か月に1~2回程度で、見える範囲だけ清潔な綿棒で掃除することで十分です。
    毎日耳掃除をしたり、奥まで触ってしまうと、耳垢を押し込んでしまったり、外耳道や鼓膜を傷つけてしまう恐れがあります。
    お子さんの耳掃除や自分で掃除できない時は、無理をせず耳鼻科でとってもらうようにしましょう。

  • 耳掃除して耳が痛い⇒外耳炎

    【外耳炎】

    外耳に炎症が起きることをいいます。
    原因として、耳掃除のしすぎや触りすぎが考えられています。

    症状
    • 耳の痒み・痛み
    • 耳たぶを引っ張ると痛みが強くなる
    • 耳だれ
    治療
    • 清潔に保ち、耳に軟膏や点耳薬を行い、ひどい場合は、抗菌薬や鎮痛薬の内服
    • 自宅では、耳掃除を行わないということが大切
  • 急に耳が痛い⇒急性中耳炎

    【急性中耳炎】

    中耳に感染が起きて、膿がたまることをいいます。
    中耳と鼻が耳管と言われる管でつながっています。
    風邪をひいた時に、細菌がのど・鼻→耳管→中耳と入り感染を起こします。

    症状
    • 発熱
    • 耳の痛み
    • 耳だれ
    • 不機嫌で、耳を触る
    • あおばな
    治療
    • 原因の鼻の治療(内服・点鼻、ネブライザー)
    • 抗菌薬の内服・点耳、鎮痛・解熱薬の内服
    • ひどい場合は、鼓膜切開
  • 耳閉感がある⇒滲出性中耳炎

    【滲出性中耳炎】

    中耳に水分がたまることをいいます。
    中耳炎がしっかり治らないとおこることや、アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・アデノイドといった鼻の病気が原因でおこることがあります。

    症状
    • 難聴
    • 耳の詰まり感(膜をはったような感じ、圧迫感)
    • 急性中耳炎と異なり耳痛はない
    治療
    • 原因の鼻の治療(内服・点鼻、ネブライザー)
    • 鼻から空気を入れる通気療法
    • ひどい場合は、鼓膜切開、鼓膜チューブ留置
  • 急に聞こえなくなった⇒突発性難聴

    【突発性難聴】

    原因不明の突然の難聴で、めまい症状を伴うこともあります。
    風邪などのウイルス感染のやストレスも誘因になると考えられています。

    症状
    • 突然の難聴、耳の詰まり(膜をはったような感じ、圧迫感)、耳鳴り
    • めまいを伴うこともある
    検査
    • 聴力検査
    治療
    • ステロイド
    • 循環改善薬+ビタミンB12
      ※発症から7~10日以内に治療を開始しないと改善しない可能性が高くなりますので、早めの受診をしましょう。

nose

  • 鼻水、鼻詰まり、くしゃみがある⇒アレルギー性鼻炎

    【アレルギー性鼻炎】

    アレルギー性鼻炎の低年齢化が進んでおり、2歳から症状が出現することもあります。
    季節性(スギ、ヒノキなどの花粉)、通年性(ハウスダスト、ダニ)があります。

    症状
    • くしゃみ、透明な鼻水、鼻詰まり
    • 目の痒み
    検査
    • 血液検査(アレルギー項目のチェック:スギ、ヒノキ、ダニ、ハウスダストなど)
    治療
    • アレルギー薬の内服・点鼻薬
    • 舌下免疫療法
    • レーザー治療
  • 色がついた鼻水、後鼻漏、頭重感がある⇒副鼻腔炎

    【副鼻腔炎】

    副鼻腔に細菌が感染し、炎症が起こることをいいます。
    ①急性副鼻腔炎
    風邪をひいた後に副鼻腔にウイルスや細菌感染がおこり、急性炎症症状が起こります。
    通常1~2週間で治ります。
    ②慢性副鼻腔炎
    急性副鼻腔炎の症状が長引いたり、繰り返すことにより、慢性化して起こります。

    症状
    • あおばな
    • 後鼻漏(鼻水がのどに流れる)
    • 鼻づまり
    • 頭重感(頬・目の奥・眉間の痛み)
    • 嗅覚障害
    • 悪臭
    検査
    • レントゲン検査
    • 鼻汁細菌検査
    治療
    • 抗菌薬(急性:1~2週間、慢性:3ヶ月程度)、去痰薬などの内服
    • 鼻の治療(内服・点鼻、ネブライザー)
    • 外来での治療で効果がないようなら、手術をおすすめしています。
  • 鼻血がでる⇒鼻出血症

    【鼻出血】

    子どもの原因は、鼻水がでて鼻を触りすぎたことによるものが多いです。鼻血が出てかさぶたになって、それが気になって触って鼻血が出るというのを繰り返してしまいます。
    大人は、高血圧や血液が固まりにくくする薬を内服していることが原因のこともあります。

    治療
    • ①まず、上を向かず、軽く下を向き座ります。(血液を飲み込まないため)
      ②鼻翼(鼻の入口で柔らかい場所)をつまんで、10分間圧迫します。
      ※口に鼻血が流れてきても飲み込まず、吐き出しましょう。
      ※長時間出血したり、何度も出血する場合は、耳鼻科に受診しましょう。


pharynx

  • 発熱、咽頭痛がある⇒急性扁桃炎

    【急性扁桃炎】

    疲労やストレスなど抵抗力が低下したときに、細菌やウイルスが扁桃に感染しおこります。

    症状
    • 激しい咽頭痛・嚥下時痛(飲み込んだ時の痛み)
    • 発熱
    検査
    • 血液検査(炎症の重症度をチェック)
    • 溶連菌検査
    治療
    • 抗菌薬を7~10日間内服(ひどい場合は、抗菌薬の点滴を行います)
    • 鎮痛・解熱薬の内服
  • 声がかすれる⇒声帯ポリープ・結節

    【声帯結節・ポリープ】

    声の使いすぎにより、声帯の片側か両側にマメのような隆起ができます。
    声をよく使う仕事の人(学校や幼稚園の先生、歌手など)に多く出現します。

    症状
    • 声のかすれ
    検査
    • ファイバー検査
    治療
    • まずはのどの安静(声をあまり大きく強く出さないように)
    • 治らなければ、手術も検討
  • 喉につかえる感じがある⇒咽喉頭異常感症

    【咽喉頭異常感症】

    咽頭喉頭に異常な感じを訴える症候群です。
    検査を行い、咽喉頭酸逆流症、喉頭アレルギー、咽頭・喉頭癌などの腫瘍性病変、副鼻腔炎、乾燥などの原因を特定することができる場合と、できない場合があります。

    症状
    • のどのつまり感
    • 飲み込みづらさ
    検査
    • ファイバー検査
    治療
    • 原因に応じて適切な治療が必要

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